「絶対音感」
テレビや映画などで、一度はこの言葉を耳にしたことがあるのはないでしょうか。
そうです。
簡単な例だと、子供が、弾いているピアノの音を何も見ることなく次々と当ててしまう、などという技能ですね。
その様子を目の当たりにしてしまうと、小さいお子様をお持ちのお母様や、お腹の中に赤ちゃんがいらっしゃるこれからママになる方にとっては、
「うちの子もあんな天才に…」
などと、お思いになる気持ち、わかります。
絶対音感は「幼少期に育まれる」というのが定説です。
幼少期の過ごし方によって、絶対音感が身につくかどうか決まる要素が多そうです。
お子様が絶対音感を身につけることで、将来苦労することなく、学校の音楽の成績がよくなり、ゆくゆくはミュージシャンに!有名な音楽家や指揮者に!
なーんて、それは言い過ぎかもしれませんが、絶対音感、ぜひ我が子にも持ってほしい、どうやったら身につくのかしら?
と、お考えのお母様は多いのではないでしょうか。
そんな「絶対音感」のお話をわかりやすく説明していきます。
さて、絶対音感とはどういうものでしょう?
まずは、この語句の意味を辞書で調べてみましょう。
「ある音の高さを他の音と比較せずに識別する能力」(大辞泉)
「任意の音の高さを他の音との比較なしに知覚し得る能力」(大辞林)
どうでしょう。
おわかりいただけましたでしょうか。
少しわかりにくいかもしれませんね。
前のページでも少しご紹介しましたが、ポンっと鳴ったピアノなどの音の高さを間違いなく認識できる能力、と思っていただければよろしいかと思います。
すなわち、聴いた音を、何も持たない状態でいわゆる「ド・レ・ミ・ファ・ソ~」が脳の中で判別できる能力、とお考え下さい。
世界の中でも、日本人はこの能力を持っている人間が多いといわれています。
動画サイトに「絶対音感チェックテスト」なるものがいくつもありますので、お暇な時に興味半分でやってみてはいかがでしょうか。
かなり、イメージが湧くと思います。
さて、ここでもうひとつご説明すべき事柄として、この絶対音感に似た能力に、「相対音感」というものがあります。
これは、いったいどういったものでしょう?