絶対音感と相対音感の違い

相対音感は、専門の音楽指導で行われる「ソルフェージュ」と言われる聴音の訓練、または譜面を初見で歌ったり演奏したりする練習を繰り返したり、学校の吹奏楽部などで、専門の指導者からハーモニーの指導を受け、訓練することによって、ある程度身につくことが多いようです。

これに対し、絶対音感は、先ほども申し上げましたが、訓練で後天的に身につくことは少なく、その人が持ちうる固有の能力として、聴いたひとつの音を「絶対的なもの」として認識する行為ですから、相対音感とは似て非なるものがあります。

また、絶対音感と相対音感は、語句が似ていることもあり、正確な判断ファクターが今一つ確立していないので、(そもそも判断をする方が、その差をよく理解していないことが多い)誤解・同一視されることがよくあります。

しかし、このように「全く異質な能力」であることは明らかです。少し難しかったと思いますが、

おぼろげにも、違いがお分かりいただければ結構です。

では、次に、絶対音感を持っていると、どのようなことが起きるか、具体的にメリット・デメリットを踏まえてご説明していきましょう。

最後に

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